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脊髄と抹梢神経の病気

脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)

脊髄腫瘍(せきずいしゅよう)

脊椎や脊椎管内、脊髄そのものに発生した腫瘍を広く脊髄腫瘍といいます。通常、腫瘍の発生した部位によって、硬膜外腫瘍、硬膜内髄外腫瘍、髄内腫瘍の三つに分類されます。いずれも外科治療が必要な場合が多く、特に髄内腫瘍は高度な技術および手術環境が要求されます。種々の組織型がありますが、手術後に放射線治療や化学療法(抗がん剤)が必要な場合もあります。

✜脊髄腫瘍に関して✜
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/tumor.html

脊髄動静脈奇形/瘻(せきずいどうじょうみゃくきけい/ろう)

脊髄動静脈奇形/瘻(せきずいどうじょうみゃくきけい/ろう)

脊髄に関わる動脈と静脈が直接吻合(短絡シャント、瘻孔形成)をしている病気をいいます。脳と異なり脊髄では血流障害が生じることは稀ですが、その原因として最も多いのがこの病気です。専門的な診断と血管内治療との連携が必要です。

✜脊髄動静脈奇形(瘻)に関して✜
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/deformity.html

脊椎脊髄レベルでの疼痛(とうつう)

脊椎脊髄レベルでの疼痛(とうつう)

侵害受容性疼痛、末梢型神経因性疼痛、中枢型神経因性疼痛などの原因があります。原因により治療方法が異なります。また放置すると慢性疼痛や難治性疼痛と呼ばれる治療が比較的困難な病態を引き起こします。

✜脊椎脊髄レベルでの疼痛に関して✜
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/pain.html

脊髄空洞症(せきずいくうどうしょう)

頸椎後方手術後の疼痛/軸性疼痛(とうつい/じくせいとうつい)

脊髄の中に水が溜まる病気です。原因のほとんどは脳脊髄液の循環障害で起きることが多いです。最も多い原因は小脳の一部が脊髄の方へ落ち込み脳脊髄液の流れが悪くなった状態で起きることが多いです。この病気をキアリ奇形といわれています。

✜脊髄空洞症について✜
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/hollow.html

末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)

末梢神経の病気

脳や脊髄から分かれた後、体中に張り巡らされている神経の事を末梢神経といいます。末梢神経の種類には、感覚神経、自律神経、運動神経の三種類があります。

■運動神経・・・筋肉を動かす神経

■感覚神経・・・冷たさ、熱さ、痛さ、などの触覚や温痛覚を伝える神経、
           手足の位置や振動を認識する深部感覚を伝える神経

■自律神経・・・体中の様々な組織や器官の働きを調節する神経

上記のような末梢神経に故障がおこった状態を、末梢神経障害と呼びます。


✜末梢神経障害に関して✜
http://square.umin.ac.jp/jsss-hp/patient/numbness/index.html

手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

末梢神経の病気

上肢の末梢神経障害で最多です。

夜中特に明け方に手が痺れて目が覚め、手を振ると少し楽になり、また眠れる。親指から、薬指半分までの手のひらの痺れの場合この病気の可能性が高いです。

足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)

末梢神経の病気

下肢の末梢神経障害で最多です。

足の裏に行く神経(脛骨神経)は、足の内踝のトンネルで神経が締め付けられて、痺れ痛みが起こります。この部位を押すと痛みが誘発されます。

その他の 上肢の末梢神経障害

末梢神経の病気

◆胸郭出口症候群
◆肘部管症候群
◆ギオン管症候群
◆橈骨神経麻痺

など

その他の 下肢の末梢神経障害

末梢神経の病気

◆梨状筋症候群
◆感覚異常性大腿神経痛
◆腓骨神経麻痺
◆中足骨痛

など